―いや、カリフ・アブダルは唇に指を加へるが早いか、鋭い口笛を鳴らしました。娘はあまり思ひがけないのに、涼しい眼を見張つたなり、カリフの顔を眺めるばかりです。其
底本:「芥川龍之介全集 第二十二巻」岩波書店
1997(平成9)年10月30日発行
※「三つの指環」は未定稿で、底本では表題を「三つの指環(仮)」としています。
※未定稿本文の構造把握に資するよう、底本編集委員会が付した記号は、入力しませんでした。「ママ」の注記も、行いませんでした。
入力:土屋隆
校正:林 幸雄
2007年11月5日作成
青空文庫作成ファイル:
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