の役割を演ずるものである。而して一般登録法は一般鑑定法の成立を見るに至る迄、之に代つて史實監視の重大役割を課せられるのであるが、兩者の性質、關係等を詳説することは此所では許されない。しかしながら此等の概念の一端を反映せしめることにより、記録の意味を明確にし、其性質を規定するを得たと信ずる。其間之に隨伴する困難の極て根本的なるものあるを思ひ、以て甚だ與し易からざるを感ずるものである。



底本:「狩野亨吉遺文集」岩波書店
   1958(昭和33)年11月1日第1刷
初出:「学生と歴史」
   1940(昭和15)年3月
   「丁酉倫理」
   1946(昭和21)年8月再録
入力:はまなかひとし
校正:染川隆俊
2001年6月29日公開
2005年12月2日修正
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