した。
「セエラは、大してひもじそうじゃアないわね。」と、ラヴィニアは囁きました。「まるで、朝飯に何かおいしいものでも食べて来たような顔をしているわ。」
「あの子は、普通の人達とは違ってるのよ。」とジェッシイは、フランス語を教えているセエラの方を見ながらいいました。「私、時々セエラが怖くなるわ。」
「莫迦ね。」
セエラはいろいろ考えた末、昨夜起ったことは、誰にもいうまいと決心しました。ミンチン先生が屋根裏に上って来ればおしまいですが、ここしばらくは大丈夫だろうと思いました。アアミンガアドやロッティは、見張りがきびしいから、当分忍んで来るわけにもいかないでしょう。それに魔法の神様も、きっとこの奇蹟を隠して下さるでしょう。
「どんなことが起ろうと、私には目に見えないお友達があるのだからいいわ。」
その日は、前日よりもお天気が悪い上、セエラは昨夜のことがあるので、よけい辛くあたられました。が、セエラはもう何にも怖いとは思いませんでした。夕方までには多少おなかも空いて来ましたが、セエラは今にまた御馳走が食べられるのだと思っていました。
夜更けて、一人自分の部屋の前に立った時、セエラの胸は
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