んかが、判然してくると美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11]姉さんも……あなたがいい人だって気がして来たんだって……。
昌允 しかし、美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11]さんは須貝さんを好きな筈じゃないか。尠《すくな》くとも俺よりは……。
未納 それは、お兄さんのことを知らなかったからよ。事情が違うのよ、今とは。
昌允 お前の言ってることは、はっきりしないぞ、事情は、以前だって今だって同じ事情だ。俺は別に、判然してもいないし、隠しても……、ははあ、貴様……。
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未納、壁際の方へ動く。
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昌允 (未納を追って行って)怪《け》しからん奴だ。貴様と言う奴は……。先刻俺になんて言った。須貝さんをお前に牽制させといて俺がうまいことしようと思ってると言ったじゃないか、その尻から……実に怪しからん奴だ……。そう言う暗中飛躍を……。(未納を壁際へ押しつける)
未納 あらあらそうじゃないんだったら、痛いじゃないの、蓄音機が駄目じゃないか。お父さん!
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鉄風、やれやれと云う形。
昌允、手を離す。
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