妾、須貝さんは、好きは好きだけど、お姉さんだってあの人好きなんだし、お姉さんと競争したって、とても勝てそうにもないから、もう止めにしちゃった。奥さんになるんなら、お姉さんの方がうまいことやれそうだわ。
美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11] 未納ちゃん、あなたは間違ってるわ。妾はまるで、そんなこと……。
未納 考え違いしないでね。悔《くや》しいけど、妾は止めた。どうせ駄目だと思ったら妾は、さっさと引込むのよ。
美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11] 妾は未納ちゃんと須貝さんとだったら丁度、いいと思ってたくらいだわ、今も、だから、そんなことは言わないで……。
未納 ありがと、でも、もういいわ。妾は、私でなければ生きて行けないって人を待ってるの。
鉄風 当節一寸難しい注文だな。しかし、お前に言っとくが、美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11]姉さんは、昌允が好きなんだって言ってるが。
美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11] (うなずく)
未納 (いきなり美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11]の頬を打つ)嘘被仰い。
美※[#「にんべ
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