れを見附けて、)もう一度脱がして持って来ちまったんだよ。そんな目的には(キャリコで沢山さ。)キャリコで間に合わなかったら、キャリコなんてえものは何にだって役に立ちはしないよ。死骸には(麻の襯衣)同様しっくり似合うものね。彼奴があの(麻の)襯衣を着ていた時見っともなく見えたよりも、見っともなく見える筈はないよ。」
スクルージは慄然としながらこの対話に耳を傾けていた。例の老爺さんの洋灯から出る乏しい光の下に、銘々の分捕品を取り捲いて、彼等が坐っていた時、彼はたとい、彼等が死骸其者を売買する醜怪な悪鬼どもであったとしても、よもこれより烈しくはあるまいと思われるほどの憎悪と嫌忌の情を以てそれを見やったものだ。
老ジョーが銭の入っているフランネルの嚢を取り出して、床の上に銘々の所得を数え立てた時に、例の女は「はッ、はァ!」と、笑った。「これが事の結末《むすび》でさあね。彼奴が生きていた時分は、誰でも彼でも脅《おど》かして傍《そば》へ寄せ附けなかったものだが、そのお蔭で死んでから私達を儲けさしてくれたよ。はッ、はッ、はァ!」
「精霊殿!」と、スクルージは頭から足の爪先までぶるぶると顫えながら云
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