番町皿屋敷
岡本綺堂

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)奴《やつこ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)青山|播磨《はりま》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)ひねくり※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]した

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)わざ/\
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 登場人物

 青山|播磨《はりま》
 用人 柴田十太夫
 奴《やつこ》 權次《ごんじ》 權六
 青山の腰元 お菊 お仙
 澁川の後室《こうしつ》 眞弓《まゆみ》
 放駒四郎兵衞《はなれごましろべゑ》
 並木の長吉
 橋場の仁助
 聖天《しやうてん》の萬藏
 田町《たまち》の彌作
 ほかに若党 陸尺《ろくしやく》 茶屋の娘など
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   第一場

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麹町、山王下。正面はたかき石段にて、上には左右に石の駒寄《こまよ》せ、石灯籠などあり。桜の立木の奥に社殿遠くみゆ。石
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