形を現わして、未来の救護《すくい》を乞うたのであろうと云う噂で、これを思えば死者に霊無しとも云われま「と、現在その死体を引きあげた一人の昔噺。世にはかかる不可思議の事もあるものか。
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(『文藝倶楽部』02[#「02」は縦中横]年5月号)
*〈日本妖怪実譚〉より。署名は「不語堂」使用。
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底本:「文藝別冊[総特集]岡本綺堂」河出書房新社
   2004(平成16)年1月30日発行
初出:「文藝倶楽部」
   1902(明治35)年5月号
入力:hongming
校正:noriko saito
2004年7月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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