とも原作に多少の改削を加えたのは、師弟の作法というより、読む人への意味の疏通《そつう》をより良くするために外ならない。それは僅に修辞上の箇所にとどまって、内容は原作を傷《きずつ》けないことを保証する。
[#ここから3字下げ]
年々にわが悲しみは深くして
いよよ華やぐいのちなりけり
[#ここで字下げ終わり]
底本:「老妓抄」新潮文庫、新潮社
1950(昭和25)年4月30日発行
1968(昭和43)年3月20日17刷改版
1998(平成10)年1月15日52刷
入力:佐藤律子
校正:大野晋
1999年5月5日公開
2005年9月27日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全18ページ中18ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
岡本 かの子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング