なものがある。今後も私は書かうとする一字/\を初めての字のやうに思ひ做して、新奇の気構えで書くことであらう。字に於ても私の将来はまだ/\沢山の努力を要するやうである。苦しく思ふ反面、生命の張りを感じて字に対する熱情が若やぐのである。



底本:「日本の名随筆64 書」作品社
   1988(昭和63)年2月20日第1刷発行
   1991(平成3)年9月1日第6刷発行
底本の親本:「岡本かの子全集 第一四巻」冬樹社
   1977(昭和52)年5月
入力:渡邉 つよし
校正:門田 裕志
2001年9月20日公開
2005年6月28日修正
青空文庫作成ファイル:
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