ば当然光に添ふ影の役をわたくしが勤めるはずですもの、わたくしみんな知つて居るのだわ。ですからもうこんなお手紙書くのやめて御一所に下の座敷へ参りませう、お夕食の仕度も直き出来るはずですわ、昼間のお仕事をお打切りに遊ばせよ、私の部屋はもう薄暗くなつてしまひました。



底本:「日本の名随筆 別巻55 恋心」作品社
   1995(平成7)年9月25日第1刷発行
底本の親本:「岡本かの子全集 第十三巻」冬樹社
   1976(昭和51)年11月
入力:渡邉 つよし
校正:門田 裕志
2001年9月27日公開
2006年7月21日修正
青空文庫作成ファイル:
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