がつけたのだと。
だが、父の若い血は算盤《そろばん》をはじくまで辛棒しかねて、お玉ヶ池の先生千葉氏の門下になって、先生には可愛がられたが、親や近所から鼻っつまみになった。
底本:「旧聞日本橋」岩波文庫、岩波書店
1983(昭和58)年8月16日第1刷発行
2000(平成12)年8月17日第6刷発行
底本の親本:「旧聞日本橋」岡倉書房
1935(昭和10)年刊行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:門田裕志
校正:松永正敏
2003年7月4日作成
青空文庫作成ファイル:
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