和十三年四月十八日
[#地から1字上げ]山中貞雄
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従軍記
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×・二八――
小津氏曰くの「靖国神社の門鑑」なるものを戴く。
小判型の真鍮に 歩× 歩×補 番六一と刻ンである。
[#「註」略]
×・30
二日の出立が四五日延期となる。
月の七日の旅立ちとでも決まれば、我亦何をか言わンやである。
雨、しとど降る。
×・五
遂ニ×月「七日ノ旅立チ」ト決定スル
××ニ一泊シテ八日乗船トノ由。
MEMO セットは花園駅を後景ニシテ前景の宿ハ稲荷駅前ノ玉屋ヲモデルトスル事、宿デナク駅ノ商家(商売ヲ考究スル事)デモヨシ
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「おッ母アがお寺の和尚さんに頼ンで、写真の裏にこの通り俺の戒名書いて……」
エフェクト
万歳の声、汽車のボー
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○――少しキツクなる恐れあり[#「少しキツクなる恐れあり」は罫囲み]止めても可
朝 お袋さんが訪れる
村で鼻が高い話
痔は
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