氏の態度や思想や趣味性に私と共鳴する所の多かつたにもよるが、それよりも更に大切なことは、氏の芸術が真に恐ろしい人間の生命そのものに根ざした絶叫であつたと言ふことである。そしてかうした第一義的の貴重な創作を見ることは、現代の日本に於ては、極めて極めて特異な現象であるといふことである。
[#地付き]萩原朔太郎
底本:「現代詩文庫 1009 萩原朔太郎」思潮社
1975(昭和50)年10月10日発行
※底本では一行が長くて二行にわたっているところは、二行目以降が1字下げになっています。
入力:福田芽久美
校正:野口英司
1998年8月28日公開
2007年7月25日修正
青空文庫作成ファイル:
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