も少年たちをまもって、ぶじ本国に帰るようにします」
「そんな心細いことをいわずに、元気をお出しなさい。あなたはかならず全快なさいます」
 とケートはいった。
「いやいや」とホーベスは眼をしばたたいて「ぼくはずいぶん悪いことをしたから、このくらいの天罰《てんばつ》は当然《とうぜん》です。だが、死ぬまえにほんのわずかのあいだでも、善心《ぜんしん》にたちかえることができたのはぼくの一生のうちの幸福です」
 その後かれはなにもいわなかった。しだいしだいに呼吸《こきゅう》がおとろえて、あけがた、うすあかりが東にほのめくころ、この改悟《かいご》の義人は、十五少年とケートとインバスにまもられて、その光ある最後の息をひきとった。
 一同はホーベスの遺骸《いがい》を、左門の墓の隣《となり》にあつくほうむった。
 しかしロックとコーブが生きているあいだは、一同安眠することができぬ。そこでイバンスは、富士男、ゴルドン、バクスター、イルコックの四人とともに、フハンをつれて探索《たんさく》にでかけた。するとかれらは、だちょうの森のなかにふたりの屍体《したい》を発見した。コーブははじめ弾丸《たま》にあたったところ
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