たいどのくらいの高さまであげようというのだい」
とバクスターがいった。
「そうだ、二百メートルぐらいの高さにまで達したいと思うんだ、そうすれば島のもようを見おろすことができる」
「さっそく、ぼくらは実行にうつろう、ぼくらはもうたいくつでたいくつでならないんだからね」
とサービスが腕をなでた。一同はこの新たなる計画に、眼をギラギラと光らして賛成した。
「製作主任はやっぱりバクスター君にまかせよう」
「それがいい」
「万歳!」
一同の意気はとみにあがった、だがただひとり、ゴルドンはしじゅう黙然《もくねん》と腕を組んで一言も発しなかった。思慮《しりょ》深いかれはこの冒険《ぼうけん》をあやぶんだ。一同が食堂を去ったのち、かれは富士男に近づいた。
「富士男君、きみはほんとうにこの計画を実行しようというのか」
「そうだ、ぼくはぜひやりたい」
「だがそりゃあまりに危険《きけん》な計画だ」
「ぼくもそう思う」
「そしてだれがみずから一命をかけて、この冒険《ぼうけん》をやるのだ、まちがえば尊《とうと》い人命をなくすのだ」
「ゴルドン君、心配しないでくれたまえ、ぼくには信ずるところがあるのだ」
「ま
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