て空中にあげればゆうに三百メートルくらいの高さにあげることができる。これなれば遠距離《えんきょり》の人の眼にも容易に発見され、ぼくらが救助さるる機会が多くなると思うが、どうだろう」
バクスターは眼をかがやかして、一同を見まわした。
「すばらしい計画だ」
と幼年組がいっせいに拍手を送った。
「バクスター君の計画はすてきだ、だがぼくはもう一歩、その発明を有効にしたい」
と茶目のサービスが青い目玉をくるくるさしていった。
「その大だこの線《いと》をもっと長く強くして、ニュージーランドのぼくらの学校までとどかせ、できればぼくらのひとりを乗せて、救助をたのむんだ」
「そうだ、その乗り手にはぼくが志願《しがん》する」
と次郎が昂奮《こうふん》してさけんだ。
「ぼくがなるよ」
とコスターがさけんだ。
「サービス君、あまり空想的《くうそうてき》な話はよしてくれたまえ、幼年組が本気になって昂奮《こうふん》するじゃないか」
とゴルドンがおだやかにいった。
「失敬、失敬、フランス人の頭は、なかなか小説的にできてるんでね、ハハハ」
とサービスが頭をかいた。
「ぼくだってフランス人だよ、だがこの計
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