に笑った。
「元気にやろうよ」
「快活《かいかつ》にやるよ」
「じゃその第一歩に元気に笑おう」
「よし!」
と富士男が力強く応じた。
「一、二、三、ハハハハ」
「ハハハハ」
春の日は西にうすずいて、最後の残光を林に投げ、ふたりのほがらかな笑い顔に送った。
「やあやあここでしたか」
とモコウがとんできた。
「食事ですよ」
かれはひさしぶりの富士男の笑い顔を見て、目を白黒さした、事件以来あおざめてゆく主人のようすに、やきもきと心配していたのだった。
「モコウ、鼻のおできはもうなおったのか?」
富士男はゴルドンのさっきのことばを思いだした。
「おでき?」
とモコウがふしぎそうに鼻をつまんだ。
「そんなもの、できやしませんよ」
「ハハハハ、昔々、モコウ君の鼻にまっかなおでき[#「おでき」に傍点]がふきでました。それがとつぜん噴火《ふんか》したので、あとがまッ黒にこげてしまいました。ハハハハ」
こういってゴルドンが笑った。
「そうか、そうだったのか」
富士男はいまゴルドンが自分を快活《かいかつ》にみちびこうとして、笑話《しょうわ》をつくったのだとはじめてわかった。
「ひどいな、ゴ
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