一同は急に元気百倍した。その夜ぼくらは、探征《たんせい》の第一夜をぶなの林で明かした。あと十五キロメートルばかりで、目的地《もくてきち》の北浜に達するのだ。あすの希望をひめて一同早く寝につく。
× × ×
ドノバンの日記はここでおわって、あとは空白《くうはく》である。それは一行が大暴風雨にみまわれたため、日記帳もなにもいっさいずぶぬれになったためである。そこで筆者は四人のその後の行動を報道しよう。
朝からおだやかならぬ雲行きを見せていた空は、午《ひる》ごろから、いまにも泣きだしそうになった。
「いよいよくるな!」
と空を見あげてグロースがいった。
「ひきかえそうよ」
「そりゃだめだ。いまからひきかえしてもとちゅうでどんな目にあうかもしれない。どこかかっこうの場所をさがしたほうが安全だ」
とドノバンがはげますようにいった。四人は足を早めた。風は刻《こく》一|刻《こく》はげしく吹き加わり、横なぐりの大粒《おおつぶ》の雨がほおをうった、とはげしい電光が頭上にきらめいた。
「あぶない! 地に伏せ」
ドノバンがさけぶと同時に、耳を
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