のつきるところで、道は小さな流れに遮断《しゃだん》された。
「ああ、川だ!」
僕は立ちどまった。川底の小石がすきとおって見える、小魚が銀鱗《ぎんりん》の背を光らして横ぎる。
「これはきっと、平和湖から流れて海にそそぐのだ」
「ぼくらが発見した川だ、名前をつけよう」
とグロースがいった。
「大統領に一任しよう」
「賛成!」
「では北方川《ほくほうがわ》と命名しよう」
一同はこれに賛成した。グロースが、川べりにおりて顔をあらった。
「つめたいいい水だ!」
兵糧《ひょうろう》係のかれはぬけめなく、水筒《すいとう》にいっぱいつめこんだ。ぼくらも思い思いに顔をあらった。
川をわたると、おおいしげった密林のなかに出た。木の間をもれる日が、斑《ふ》のように下草にうつっていた。
しばらくゆくと先頭のグロースがとつぜん立ちどまった。
「あっ! ドノバン、あれはなんだろう」
指さすかなたを注視《ちゅうし》すれば、おいしげる灌木林《かんぼくりん》をおしわけて、一個のぞうのような巨獣《きょじゅう》がすすんでくる。
「あッ! こっちへくるぞ」
ウエップが叫んだ。
「イルコックとウエップは、この大
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