賞しそうにも無い訳だ。まして川霧の下を筏の火が淡く燃えながら行く夜明方の空に、杜鵑が満川の詩思を叫んで去るという清絶爽絶の趣を賞することをやだ。
底本:「露伴全集 第29巻」岩波書店
1954(昭和29)年12月4日第1刷発行
初出:「文藝界 夜の東京號」
1902(明治35)年9月
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
「※[#二の字点、1−2−22]」は、「々」に書き替えました。
入力:地田尚
校正:富田倫生
2005年1月18日作成
青空文庫作成ファイル:
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