ょし》ありて晟《せい》の自ら専《もっぱら》にすることを劾《がい》しけるに、帝|聴《き》かずして曰く、人に任ずる専《せん》ならざれば功を成す能《あた》わず、況《いわ》んや大将は一辺を統制す、いずくんぞ能《よ》く文法に拘《かかわ》らんと。又|嘗《かつ》て曰く、西北の辺務は、一に以《もっ》て卿《けい》に委《ゆだ》ぬと。其の材武称許せらるゝ是《かく》の如し。タメルランの来《きた》らんとするや、帝また別に虞《おそ》るゝところあり。蓋《けだ》し燕の兵を挙ぐるに当って、史|之《これ》を明記せずと雖《いえど》も、韃靼《だったん》の兵を借りて以《もっ》て功を成せること、蔚州《いしゅう》を囲めるの時に徴して知る可し。建文|未《いま》だ死せず、従臣の中《うち》、道衍《どうえん》金忠《きんちゅう》の輩の如き策士あって、西北の胡兵《こへい》を借るあらば、天下の事知る可からざるなり。鄭和《ていか》胡「さんずい+「勞」の「力」に代えて「火」」、UCS−6FD9、411−12]《こえい》の出《い》づるある、徒爾《とじ》ならんや。建文の草庵《そうあん》の夢、永楽の金殿《きんでん》の夢、其のいずれか安くして、いずれか安か
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