て曰く、※[#「さんずい+肥」、第3水準1−86−85]河《ひか》の戦《たたかい》、公の馬|躓《つまず》かずんば、何以《いか》に我を遇せしぞと。安の曰く、殿下を刺すこと、朽《くちき》を拉《とりひし》ぐが如くならんのみと。王太息して曰く、高皇帝、好《よ》く壮士を養いたまえりと。勇卒を選みて、安を北平に送り、世子をして善《よ》く之を視《み》せしむ。安|後《のち》永楽七年に至りて自殺す。安等を喪《うしな》いてより、南軍|大《おおい》に衰う。黄子澄《こうしちょう》、霊壁《れいへき》の敗を聞き、胸を撫《ぶ》して大慟《たいどう》して曰く、大事去る、吾輩《わがはい》万死、国を誤るの罪を贖《つぐな》うに足らずと。
 五月、燕兵|泗州《ししゅう》に至る。守将|周景初《しゅうけいしょ》降《くだ》る。燕の師進んで淮《わい》に至る。盛庸《せいよう》防ぐ能《あた》わず、戦艦皆燕の獲《う》るところとなり、※[#「目+干」、第3水準1−88−76]※[#「目+台」、第3水準1−88−79]《くい》陥《おとしい》れらる。燕王諸将の策を排して、直《ただち》に揚州《ようしゅう》に趨《おもむ》く。揚州の守将|王礼《おうれい
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