わが佛殿《ほとけどの》と道人《だうじん》の問答《もんだふ》より、木《こ》の葉《は》を衾《ふすま》の男女《なんによ》の睦言《むつごと》、もそつとお説《と》きなされと言《い》ふ。佛《ほとけ》、苦笑《にがわらひ》したまひて、我《われ》は知《し》らずとのたまひぬ。
[#地から5字上げ]明治四十一年五月



底本:「鏡花全集 巻二十七」岩波書店
   1942(昭和17)年10月20日第1刷発行
   1988(昭和63)年11月2日第3刷発行
※題名の下にあった年代の注を、最後に移しました。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:門田裕志
校正:土屋隆
2007年4月9日作成
青空文庫作成ファイル:
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