[#地から1字上げ](明治四十一年二月四日『東京朝日新聞』)
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         六十四

      煤煙問題

 ロンドン地下電鉄会社の発電所で焚《た》く石炭の煙がウェストミンスターの町へ掛かって損害を与えるというので、同市会から会社を相手取って訴訟を起した。が審理の結果、同会社の煙突から出る煤煙は十分な設備によって清められたものであって、そんなに害毒を生ずるような悪い煙でないという事になり、この訴訟は却下になったそうである。

      面白い電灯

 近頃室内に取りつけまたは卓上に置く電灯に面白い自働装置を附したものが工夫された。例えば人形が電灯を持って立っているのならば灯が点ると同時に電灯を高く振りあげる。また柱などに竜や鬼の頭をつけ、夕方が来るとこれが口を開けて電灯を吐き出すような仕掛けになっている。
[#地から1字上げ](明治四十一年三月六日『東京朝日新聞』)
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         六十五

      過失より起る火災

 放火や悪戯《いたずら》より起る火災は人の不注意から起る火災に比すればほとんど云うに足らぬ少数であるそうな。米国で
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