した。
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〔B. H. Chamberlain : "Basho_ and the Japanese Epigram." Trans. Asiatic Soc. Jap. Reprint Vol.1 (1925), 91.〕
〔Paul−Louis Couchoud : Sages et poe`tes d'Asie. Calmann−Le'vy.〕
〔Rene' Maublanc : "Le Hai:kai: franc,ais." Le Pampre, No. 10/11 (1923).〕
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西洋人には結局俳諧はわからない。ポンドと池との実用的効果はほぼ同じでも詩的象徴としての内容は全然別物である。「秋風」でも西洋で秋季に吹く風とは気象学的にもちがう。その上に「てには」というものは翻訳できないものである。しかし外人の俳句観にもたしかに参考になることはある。翻訳と原句と比べてみることによって、始めて俳句というものの本質がわかるような気がするのである。いった
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