R偶然から来る暗合の率が約二プロセントはできる事になる。
 しかし、上の仮定で明らかに最も不都合なのは、子音ただ一つをもつ語の割合をはなはだしく大きく見すぎた事である。これはシナ語の場合のほかには明らかに適用されない。
 それで、かりに、単子音語の確率を著しく小さいとして度外視し、なお次のごとく仮定する。
[#ここから5字下げ、ここから数式]
a1 = b1 = 0; a2 = a3 = b2 = b3 = 4/10; a4 = b4 = 2/10[#アルファベットに続くアラビア数字はすべて下付き小文字、「4/10」「2/10」は分数]
[#ここから3字下げ]
∴ P = 4(0.16×1/142[#「2」は上付き小文字、「1/142」は分数]+0.16×1/143[#「3」は上付き小文字、「1/143」は分数]+0.04×1/144[#2つめの「4」は上付き小文字、「1/144」は分数])
[#ここから5字下げ]
 = 4×0.0008756≒0.0035
[#ここで字下げ終わり、ここで数式終わり]
すなわちわずかに〇、四プロセント弱ぐらいに減じてしまうのである。
 なお、もしも、シ
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