oly−Nagy : Malerei, Fotografie, Film.
〔Der russische Revolutionsfilm (Schaubu:cher 2, Orell Fu:ssli Verlag.) 〕
Russische Filmkunst (Ernst Pollak Verlag.)
G.Herkt : Das Tonfilm−Theater.
Close Up : Vol. VI, VII.
エイゼンシュテイン、映画の弁証法(佐々木能理男《ささきのりお》訳)。
ベーロ・ボラージュ、映画美学と映画社会学(前掲「映画の精神」の邦訳、佐々木能理男訳)。
上田進《うえだすすむ》訳編、映画監督学とモンタージュ論。
レオン・ムーシナック、ソヴィエト・ロシアの映画(飯島正《いいじまただし》訳)。
エリック・エリオット、映画技術と芸術(岸松雄《きしまつお》訳)。
佐々木能理男訳編、発声映画監督と脚本論。
ヴェ・シュクロフスキイ、シナリオはいかに書くべきか(本間七郎《ほんましちろう》訳)。 
セルディス、トオキイと映画芸術(高原富士郎《たかはらふじろう》訳)。
佐々木能理男・飯島正、前衛映画芸術論。
映画科学研究、第八|輯《しゅう》。
新撰《しんせん》映画脚本集、下巻。
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以上ただ手に触れるに任せて一読しただけのものを並べたに過ぎない。すべてが良書だというわけではない。翻訳を読むには用心しなければいけない。映画の実例についての著者の所論や感想は「続冬彦集」に集録してあるから読んでもらいたい。姉妹芸術としての俳諧連句《はいかいれんく》については昭和六年三月以後雑誌「渋柿《しぶがき》」に連載した拙著論文【「連句雑俎《れんくざっそ》」】を参照されたい。現在の論文は、これと「二枚折り」になる性質のものである。
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[#地から3字上げ](昭和七年八月、日本文学)



底本:「寺田寅彦随筆集 第三巻」岩波文庫、岩波書店
   1948(昭和23)年5月15日第1刷発行
   1963(昭和38)年4月16日第20刷改版発行
   1993(平成5)年2月5日第59刷発行
※本作品中には、身体的・精神的資質、職業、地域、階層、民族などに関する不適切な表現が見られます。しかし、作品の時代背景と価値、加えて、作者の抱えた限界を読者自身が認識することの意義を考慮し、底本のままとしました。(青空文庫)
※【「連句雑俎《れんくざっそ》」】の括弧記号「【】」は底本では「〔〕」が使われています。
入力:(株)モモ
校正:かとうかおり
2003年3月6日作成
青空文庫作成ファイル:
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