作家のいないことは悲しむ。やはり、宗教、ことにキリスト教は、これからの作家にとっての大問題だろう。僕は――といえば、急に問題が卑小化して恐縮だが、キリスト教はまだつかめぬが、キリスト教の信者(僕の知る限りだが)の言葉の空しさだけはつかんだと思っている。



底本:「定本織田作之助全集 第八巻」文泉堂出版
   1976(昭和51)年4月25日発行
   1995(平成7)年3月20日第3版発行
初出:「文学雑誌」
   1947(昭和22)年2月
入力:桃沢まり
校正:松永正敏
2006年7月25日作成
青空文庫作成ファイル:
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