支那人の食人肉風習
桑原隲藏
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)阿合馬《アハメツド》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)權臣|阿合馬《アハメツド》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「月+昔」、第3水準1−90−47]
[#…]:返り点
(例)幸分[#二]我一杯羹[#一]と對へてゐる。
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この論文を讀む人は、更に大正十三年七月發行の『東洋學報』に掲載した、拙稿「支那人間に於ける食人肉の風習」(本全集第二卷所收)を參考されたい。
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この四月二十七八日の諸新聞に、
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目下露國の首都ペトログラードの食糧窮乏を極めたる折柄、官憲にて支那人が人肉を市場に販賣しつつありし事實を發見し、該支那人を取押へて、遂に之を銃殺せり。
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といふ驚くべき外國電報が掲載されてある。私はこの電報によつて、端なくも、古來支那人間に行はるる、人肉食用の風
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