で追いつくことによって文学を推し進めようとするようなそんなケチなところに重点を置いてはならない。労農大衆の中から、芸術家を覚せい[#「せい」に傍点]させ彼等を発達させることによって文学を推し進めるのである。大衆に理解され、愛され、大衆の感情欲求に結びついてアジ・プロする文学はそこから生れてくるのであろう。そして、今や、組織によるそれが具体的解決への一歩がふみだされなければならない。
底本:「黒島傳治全集 第三巻」筑摩書房
1970(昭和45)年8月30日第1刷発行
入力:Nana ohbe
校正:田中敬三
2006年3月22日作成
2006年7月2日修正
青空文庫作成ファイル:
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