\分な権利を持っているはずでございますよ、わたくしが病気で寝てさえいれば、たとえアグラフェーナ・アレクサンドロヴナが旦那のところへお見えになっても、病人をつかまえて『なぜ知らせなかった』と責めるわけにはまいりませんよ、御自分でも恥ずかしくお思いになることでしょうから」
「えい、畜生!」イワンは憤りのために顔をゆがめながら、不意に飛び上がった。「なんだって貴様は自分の命のことばかり心配してるんだ! そんな兄貴のおどし文句は腹立ちまぎれにすぎんさ、それっきりのことだよ、兄貴はおまえなんか殺しゃしないよ、もし誰かを殺すにしても、おまえじゃないよ!」
「蠅《はえ》かなんぞのようにたたき殺しておしまいなさいます、まず第一番にわたくしがやられるのです、しかし何より恐ろしいことが別にありますよ――つまり旦那に対して、何かばかなことでもしでかしなすった場合に、あの人と共謀《ぐる》のように思われるのが恐ろしいのでございます」
「どうしておまえが共謀《ぐる》のように思われるんだ」
「わたくしが共謀《ぐる》のように思われるわけは、例の合い図を、ごく内々でお知らせしたからですよ」
「合い図ってなんだ? そして
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