口へ出るやいなや、どこから来たのか、当のホフラーコワ夫人が眼の前に控えていた。最初のひとことを聞くと同時に、アリョーシャは、彼女がわざとここで待ち受けていたのであることを悟った。
「アレクセイさん、なんて恐ろしいことでしょうね。あれは子供らしいばかげたことですわ、無意味なことですわ、あなたはつまらないことを空想なさらないだろうと思って、わたしそれを当てにしていますのよ……ばかげたことですわ、ばかげたことですわ、全くばかげたことですわ!」と夫人は彼に食ってかかった。
「ただね、お願いしておきます、あの人にはそんなこと言わないようにしてくださいよ」とアリョーシャは言った。「でないと、あの人はまた興奮しますよ、今もあの人の体にとって、それがいちばんいけないことなのですからね」
「分別のある若いおかたの、分別のある御意見、確かに承知しましたわ。あなたが今あの子のことばに同意なすったのも、たぶんあの子の病的な体のぐあいに同情してくだすって、逆らいだてしてあの子をいらいらさせまいとのお心づかいからだったのですか、そう解釈してよろしゅうございますね?」
「いいえ、それは違います、まるで違います。僕は
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