自分が来るのを待っていてくれと頼むのであった。
「アレクセイさん、リーズはね」と、夫人はほとんど耳もとに口をあてんばかりにしてささやいた、「リーズは今わたしを妙にびっくりさせましたの、ですけれど、喜ばしてもくれました。ですから、わたしはあれのことならなんでも許してやりますわ。まあ、どうでございましょう、あなたが出ていらっしゃるとすぐに、あの子は昨日も今日も、あなたをからかったとか言って、ひどく後悔しだしましてね。でもあの子は、からかったんじゃありませんわ、ただちょっと、ふざけただけですの。けれど、涙を流さんばかりに心から後悔するものですから、わたしびっくりしてしまいましたの。今までにあの子がわたしをからかったからって、一度もまじめに後悔したことなんかありません。いつも冗談なんでございます。あなたも知っていられるように、あの子ったらもう、しょっちゅうわたしをからかってばかりいるんですよ。ところが、今日はどうしたことかまじめなんですの。それこそ大まじめなんです。あの子はね、アレクセイさん、たいそうあなたの御意見を尊重しております。ですから、もしできることなら、あの子のことを腹を立てないでい
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