かかえて、なんでも恐ろしい貧乏に陥っているらしいんですって、もうずっと前から、この町で何かしていて、どこかの書記を勤めていたこともありますけれど、どうしたわけか、このごろちっとも収入の道がないんですって! わたしはちらとあなたを見て……考えたんですけれど、……わたし、なんと言ったらいいかわかりません、わたしなんだか頭がごたごたしてしまって、――ねえ、アレクセイさん、あなたは類のない親切なかたですから、わたし一つお願いしたいことがありますの。どうかあの人のところへ行って、なんとか口実を見つけて中へはいりこんでくださいな。つまり、その、二等大尉の家へはいるんですの――まあ、わたしどうしてこんなにまごついてばかりいるんでしょう。そうして気をつけながらうまく――ええ、これはあなたでなければできないことでございます――(アリョーシャは急に顔を赤くした)――うまくこの扶助金を渡してくださいませんか、ここに二百ルーブルありますから、その人はたしかに納めてくれると思います、……納めてくれるように説きつけていただきたいんですの、……もしだめでしたら、どんな風にしたものでしょうね? ね、よござんすか、それ
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