て、きれぎれなものになったでしょうが、あなただったから違うのです。ほかの女だったら、嘘になったでしょうが、あなただったから正しいのです。僕はなんと理由をつけたらよいかわかりませんが、あなたがこのうえもなく真心があり、それゆえにまた正しいということは、ようくわかってます」
「でも、それはただこの一瞬間だけじゃありませんか……しかも、ほんのこの一瞬間というのは、どんなときでしょう? 何もかも昨日の侮辱、――それがこの一瞬間というものの意味なんです!」見受けたところ、さし出がましいことを言うまいと決心していたらしいホフラーコワ夫人も、こらえきれなくなって、不意にかなりに正当な意見を述べた。
「そうです、そのとおりです」話の途中に口を出されたのが不服だったらしく、イワンは急に一種の熱をもって、さえぎった、「全くそうです、しかし、ほかの人であったら、この一瞬間も、要するに昨日の印象にすぎないかもしれません、ほんの一瞬間にすぎないかもしれません。しかしカテリーナさんのような性格のおかたは、この一瞬間は、ついに一生涯に及ぶはずです。ほかの人には、ただの約束にすぎないようなことが、このかたには永久に変
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