t通りへ?」と前の少年がことばをついだ、「そしたら、すぐあいつを追いかけて聞いて御覧なさい、……ほら、ちょっと、あいつまたじっと立って待ってますよ。あんたの方をじろじろ見てる」
「あんたの方を見てる、あんたの方を見てる!」と子供たちはすぐに引き取った。
「あのね、ひとつあいつにこう聞いて御覧、おまえはぼろぼろになった風呂場の糸瓜《へちま》が好きかって、ね、そう言って聞くんですよ」
すると一時にどっと笑った。アリョーシャは子供たちを、子供たちはアリョーシャをじっと見つめるのであった。
「いやだって言ったら、君はぶんなぐられるよ」とスムーロフが大きな声で警戒した。
「いや、僕はそんな糸瓜のことなんて聞きゃしないよ、だって、君たちはこの糸瓜でもって、あの子をからかってるのに相違ないんだもの。それよりは、どうして君たちがあの子をそんなに憎むのか、あの子に直接聞いてみるよ……」
「聞いて御覧、開いて御覧よ!」と子供たちはまた笑いだした。
アリョーシャは橋を渡って、垣根に沿うた坂道をのぼって、のけ者にされている子供の方へまっすぐに進んで行った。
「気をつけなよ」と子供たちは後ろから注意した。「
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