ヘやはり寄進にかかる燈明が、永劫《えいごう》に消ゆることなく点《とも》されていたからであった。そこでフェラポントはこの燈明の番人としてここへ置かれたかのような格好であった。
世間の人の噂《うわさ》では(この噂は事実であった)、彼の食物は三日にパン二斤だけで、そのほかには何もないのであった。パンはすぐ近くの蜂小屋に住んでいる蜂飼いが、三日に一度ずつ運ぶのであったが、自分のためにこんな労をとってくれる蜂飼いとも、彼はやはりめったにことばをかわさなかった。この四片のパンと、それに、日曜日ごとに規則正しく、夜の祈祷式のあとで院長から送られる聖餅と、――この二つが一週間の彼の食物の全部であった。コップの水は日に一度とりかえられた。
彼は祈祷式にはまれにしか出なかった。ときおり、膝《ひざ》をついたまま、脇目もふらずに、一日じゅう祈祷をしながら起きようともせぬ彼の姿を、参詣の人々は見受けることがあった。何かの拍子で参詣の人々とことばを交えることがあっても、その話しぶりは簡単で、ぶっきらぼうで、奇妙で、いつも粗暴なくらいであった。もっとも、外から来た人と長いこと話しこむこともきわめて珍しいことであ
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