オそうな顔の表情や、おだやかな、まるで嬰児《えいじ》に見られるような幸福そうな眼の輝きに対称して、ほとんどあり得べからざる不合理なもののように感ぜられた。カテリーナ・イワーノヴナはすぐさま彼女をアリョーシャと向き合っている安楽椅子にかけさせて、そのえみを含んだ唇を、幾たびも、夢中になって接吻するのであった。
「アレクセイ・フョードロヴィッチ、わたしたちははじめて会ったんですのよ」と彼女は有頂天になって言った、「わたし、このかたに会って、このかたのことが知りたかったものですから、こちらから出向こうと思ったんですけれど、ちょっとお頼みしてみたら、このかたのほうから、こちらへ来てくだすったんですのよ。わたし、このかたと御いっしょだったら、どんなことでも、すっかり、何もかもすっかり解決がつくだろうと思いましたの。そんな風に虫が知らせたんですの……。わたしがこのことを決心しましたとき、家の者はそんなことをしないようにって、懇々と止めましたの、ですけれど、わたしは、ちゃんと結果を予想していたのです。そして、やっぱり間違いではございませんでしたわ。グルーシェンカはわたしに何もかも打ち明けて、御自分の
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