「賛成だな? おまえが賛成する以上、それに違いなしだ! アリョーシカ、ほんとだろう? 全くロシア的な信仰だろう?」
「いいえ、スメルジャコフは少しもロシア的な信仰を持っていません」と、まじめな確固たる調子でアリョーシャが言った。
「わしが言うのはこいつの信仰のことじゃない、あの二人の隠者についての点だよ、あの一点だけの話だよ、あれこそロシア式だろう、全くロシア式だろう?」
「ええ、その点は全然ロシア式です」とアリョーシャはほほえんだ。
「驢馬先生、おまえのこのひと言は金貨一枚だけの値打ちがあるぞ、ほんとに今日おまえにくれてやるわい、だが、そのほかのことは嘘だぞ、まっかな嘘だぞ、なあこら、おばかさん、われわれ一同がこの世で信仰を持たないのは心があさはかなからだ、なにしろ、暇がないからなあ、第一、いろんな用事にかまけてしまう、第二に神様が時間をろくろく授けてくださらないで、せいぜい一日が二十四時間やそこいらでは、悔い改めるはさておき、十分に眠る暇もないからなあ、ところが、おまえが敵の前で神様を否定したのは、信仰のことよりほかには考えられないような場合で、しかも是が非でも自分の信仰心を示さ
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