ずれ私の個性によって、私だけのものですから、こんな表現による作風は、私だけで終わるかも知れません。しかし、そんなことはどうでも、私は過去のみに偏重《へんちょう》して愛着を感じているわけでもないのですから、いずれ現代のモダン風俗を、私の個性のもつ思想や作味によって、表現してみる時期のあることを、自分で希望もし、期待も持っているものです。
底本:「青眉抄・青眉抄拾遺」講談社
1976(昭和51)年11月10日初版発行
1977(昭和52)年5月31日第2刷
初出:「大毎美術 第十一巻第八号」
1932(昭和7)年8月
入力:川山隆
校正:鈴木厚司
2008年7月9日作成
青空文庫作成ファイル:
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