ゃ、かなわない。」
ハム。「もう一方の頬《ほお》を殴ってやろうか。あなたの頬は、ひどく油切っているから、殴り甲斐《がい》があります。僕は、あなたと、これ以上話をしたくない。」
ポロ。「お待ちなさい。逃げようたって、逃がしません。ハムレットさま、あなたは卑怯です。あなたのおかげで、わしの一家は滅茶滅茶《めちゃめちゃ》です。わしは田舎にひっこんで貧乏な百姓|親爺《おやじ》として余生を送らなければならなくなりました。レヤチーズも、可哀想《かわいそう》に。いさんでフランスへ出かけていったのに、呼び戻さなければなりますまい。あの子の将来も、まっくら闇《やみ》です。それから、あの、――」
ハム。「オフィリヤは、僕と結婚します。御心配に及びません。ポローニヤス、あなたがそれほどまで僕を憎んでいるんだったら、僕も、はっきり申しましょう。僕はあなたを、もっと濶達《かったつ》な文化人だと思っていた。もっと軽快な、ものわかりのいい人だと思っていました。やがては僕の味方になってくれる人だろうとさえ思っていました。あなたには、おわびしなければならぬ事がありました。その事に就いては、いずれゆっくり相談をする
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