りでぶつぶつ言っているのです。ハムレット! 君は、馬鹿だ! 大馬鹿だ! ふざけるのも、いい加減にし給《たま》え。戦争は冗談や遊戯ではないのだ。このデンマークで、いま不真面目《ふまじめ》なのは君だけだ。君が、それほど疑うなら、わしも、むきになって答えてあげる。ハムレット、あの城中の噂《うわさ》は、事実です。いや、わしが、先王を毒殺したというのは、あやまり。わしには、ただ、それを決意した一夜があった、それだけだ。先王は、急に病気でなくなられた。ハムレット、君は、それでもわしを、罰する気ですか? 恋のためだ。くやしいが、まさに、それだ。ハムレット、さあ、わしは全部を言いました。君は、わしを、罰するつもりですか?」
ハム。「神さまに、おたずねしたらいいでしょう。ああ、お父さん! いいえ、叔父さん、あなたじゃない。僕には、僕のお父さんが、あったのだ。可哀想《かわいそう》なお父さん。きたない裏切者の中で、にこにこ笑って生きていたお父さん。裏切者は、この、とおり!」
王。「あ! ハムレット、気が狂ったか。短剣引き抜き、振りかざすと見るより早く、自分自身の左の頬《ほお》を切り裂いた。馬鹿なやつだ。
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