デンマルク国の話 信仰と樹木とをもって国を救いし話
内村鑑三
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)曠野《あれの》
|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号
(例)越王|勾践《こうせん》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、底本のページと行数)
(例)[#ここから引用文、3字下げ、3行アキ]
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[#ここから引用文、3字下げ、3行アキ]
曠野《あれの》と湿潤《うるおい》なき地とは楽しみ、
沙漠《さばく》は歓《よろこ》びて番紅《さふらん》のごとくに咲《はなさ》かん、
盛《さかん》に咲《はなさ》きて歓ばん、
喜びかつ歌わん、
レバノンの栄《さか》えはこれに与えられん、
カルメルとシャロンの美《うるわ》しきとはこれに授けられん、
彼らはエホバの栄《さかえ》を見ん、
我らの神の美《うる》わしきを視《み》ん。
(イザヤ書三五章一―二節)
[#引用文終わり]
今日は少しこの世のことについてお話しいたそうと欲《おも》います。
デンマークは欧州北部の一小邦であります。その面積は朝鮮と台湾とを除
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