がりましたが、かわいらしい白い鳥《とり》の姿《すがた》は、果《は》てしれない大空《おおぞら》のどこかにかくれてしまって、天《てん》と地《ち》の間《あいだ》には、いくえにもいくえにも、深《ふか》い霞《かすみ》が立《た》ち込《こ》めたまま春《はる》の日《ひ》は暮《く》れていきました。



底本:「日本の諸国物語」講談社学術文庫、講談社
   1983(昭和58)年4月10日第1刷発行
入力:鈴木厚司
校正:大久保ゆう
2003年9月29日作成
青空文庫作成ファイル:
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