たカピを見てどんなにうれしく思ったろう。かれはどろまみれになっていたが、上きげんであった。わたしはあんまりうれしかったから、かわいたわらでかれのからだをよくかいてやったうえ、わたしのひつじの毛皮にくるんで、いっしょにとこの中に入れてねかしてやった。
 こんなふうにして五、六日|過《す》ぎていった。マチアとわたしは別《べつ》な道を行くと、カピとネッドとアレンがほかの方角へ行った。
 するとある日の夕方、父親が「あしたはおまえたちがカピを連《つ》れて行ってもいい、二人の子どもにはうちで少しさせることがあるから」と言った。マチアとわたしはひじょうに喜《よろこ》んで、いっしょうけんめいやってたくさんの金を取って帰れば、これからはしじゅうわたしたちに犬をつけて出すようになるだろうというもくろみを立てた。ぜひともカピを返してもらわなければならない。わたしたち三人は一人だって欠《か》けてはならないのだ。
 わたしたちは朝早くカピをごしごし洗《あら》ってやって、くしを入れてやって、それから出かけた。
 運悪くわたしたちのもくろみどおりには運ばないで、深いきりがまる二日のあいだロンドンに垂《た》れこめて
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