えてもらって来い。いくらにかえてくれるか。いくら足りないのだ。言ってみろ」
「わたしは三十六スー持って来ました」
「この悪者め、四スー足りないぞ。それでいて、そんなしゃあしゃあした面《つら》をして、おれの前につっ立っている。シャツをぬげ。リカルドや、だんだんおもしろくなるよ」
「でも材木《ざいもく》は」と子どもがさけんだ。
「晩飯《ばんめし》の代わりにきさまにやるわ」
この残酷《ざんこく》なじょうだんが罰《ばっ》せられないはずの子どもたちみんなを笑《わら》わせた。それからほかの子どもたちも一人一人|勘定《かんじょう》をすました。リカルドがむちを手に持って立っていると、とうとう五人までの犠牲者《ぎせいしゃ》が一列にかれの前にならべられることになった。
「なあ、リカルド」とガロフォリが言った。「おれはこんなところを見るといつも気分が悪くなるから、見ているのはいやだ。だが音だけは聞ける。その音でおまえのうでの力を聞き分けることができる。いっしょうけんめいにやれよ。みんなきさまたちのパンのために働《はたら》くのだ」
かれは炉《ろ》のほうへからだを向けた。それはあたかもかれがこういう懲罰《ちょうばつ》を見ているにしのびないというようであった。
わたしは一人すみっこに立って、いきどおりとおそれにふるえていた。これがわたしの親方になろうとする男なのである。わたしもこの男に言いつけられた物を持って帰らなければ、やはりリカルドに背中《せなか》を出さねばならなかった。ああ、わたしはマチアがあれほど平気で死ぬことを口にしているわけがわかった。
ぴしり、第一のむちがふるわれて、膚《はだ》に当たったとき、もうなみだがわたしの目にあふれ出した。わたしのいることは忘《わす》れられていたと思っていたけれど、それは考えちがいで、ガロフォリは目のおくからわたしを見ていた。
「人情《にんじょう》のある子どもがいる」とかれはわたしを指さした。「あの子はきさまらのような悪党《あくとう》ではない。きさまらは仲間《なかま》が苦しんでいるところを見て笑《わら》っている。この小さな仲間を手本にしろ」
わたしは頭のてっぺんから足のつま先までふるえた。ああ、かれらの仲間か……。
第二のむちをくって犠牲《ぎせい》はひいひい泣《な》き声《ごえ》を立てた。三度目には引きさかれるようなさけび声を上げた。ガロフォリが
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