樺太脱獄記
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko
森林太郎訳

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)為事《しごと》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)只|一色《ひといろ》の

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)見※[#「二点しんにょう+官」、第3水準1−92−56]《みのが》して

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)ちよい/\と、

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)「〔DIE FLU:CHTLINGE VON SACHALIN.〕」
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
−−

     一

 己はこのシベリア地方で一般に用ゐられてゐる、毛織の天幕の中に住んでゐる。一しよにゐた男が旅に出たので、一人でゐる。
 北の国は日が短い。冷たい霧が立
次へ
全94ページ中1ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
森 林太郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング