ち」に傍点]、最も革命的な任務[#「最も革命的な任務」に傍点]を、吾々の前に提出した。この任務の実現、即ち、ひとりヨーロッパの反動のみならず、更に又(今や、吾々はこう云い得るのだ)アジア反動の最強の支柱の粉砕は、ロシア・プロレタリアートを国際革命的プロレタリアートの前衛となすであろう」(何をなすべきか)既にロシアの党は美事に、このことを示し得た。
今や、第二の革命と戦争の時代において、日本プロレタリアートの前におかれている任務の重大さは、まさに、かつてのロシア・プロレタリアートの任務にも匹敵するほどのものだ。我々の前には、世界帝国主義列強における最も反動的な城塞がそびえている。我々労働者・農民も、この城塞を不屈の闘争で攻め落し、国際的に重き歴史的任務に答えねばならぬ。
我々、日本の労働者・農民は、アジアにおける最も野蛮な支配体制、自国ブルジョア・地主的天皇制[#「天皇制」に×傍点]を打倒し、ソヴェト日本を建設するための闘争こそ、何よりも我等の祖国を守り、世界革命[#「革命」に×傍点]の勝利のための道であることを知っている。[#地付き]〔一九三二年十二月〕
底本:「宮本百合子全
前へ
次へ
全59ページ中58ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング