国有農場 一、二〇〇 五〇〇
集団農場 六、七〇〇 五、六〇〇
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動力四四パーセント増、石炭二七パーセント増、鋼鉄一一パーセント増、機械三六パーセント増(トラクター七五パーセント増を含む)そして、ブルジョア新聞ですら、「五ヵ年計画以来投資された巨額の資金は今や漸次利益をあげつつある」(八月十日朝日新聞)と報道させざるを得ないのだ。
之に反して、列国帝国主義においては、恐慌の進展に伴って、階級闘争の激化、一連の革命的昂揚、極度の大衆窮乏――反ソ戦争のための準備がみられる。
だが、驚くべきは、尨大な統計の字面ではない。そのことごとくがソヴェト同盟では真に勤労者の幸福のため、階級のない社会招来のためになされているのだ。ソヴェト同盟でドニェプル発電所が完成したという一事は決してただ数千万キロワット時の電力増加を意味するだけのものではない。数千万キロワット時の電力の増大、それに応じて工場が電化し、農村の電化とラジオ網が拡大するということは、ソヴェト同盟ではそれだけ早く真に自由な階級のない社会が来る、経済的基礎の昂揚を意味するものなのである。
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